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鉄欠乏性貧血の予防と食事
食生活のポイント
鉄は吸収率の悪い栄養素です。 鉄欠乏性貧血を予防するためには、鉄分が不足しないよう毎日の食事から十分に摂ることが必要です。
食事は栄養のバランスを考え、毎日3食をきちんと食べる
鉄分を多く含む食品を十分に摂る
鉄分はレバーやひれなどの肉類、あさり、かき、血合いの多い魚、大豆製品、緑黄色野菜、海藻などに多く含まれています。
たんぱく質を十分に摂る
魚、肉、卵、大豆製品、牛乳などのたんぱく質は、単独で摂るよりも 魚と卵、大豆製品と肉などのようにほかの種類のものと組み合わせて摂ると栄養効率が良くなります。
鉄の吸収利用を良くする
- 酢、柑橘類、梅干しなど酸味のあるものや香辛料を使って胃液の分泌を良くする
- ビタミンCの多い野菜、いも、果物などと一緒に摂って吸収を促進させる
- 造血成分といわれるビタミンB12(レバー、魚の血合い、納豆など)、葉酸(緑黄 色野菜など)、 ビタミンB6(いわし、かれい、卵黄など)、銅(貝類、レバー、ごまなど)などと一緒に摂る
食事中の緑茶や紅茶、コーヒーなどは控える
タンニンが鉄と結合して鉄の吸収を悪くします。
料理は手作りを心掛ける
インスタント食品や調理済み食品、出前の料理などは 使用されている材料が分かりにくいだけでなく、栄養の偏りが生じやすくなります。
貧血の予防は、きょう鉄分を多く摂ったから明日は少なくてよいというものではありません。 いろいろな種類の食品を毎日食べる食習慣が鉄分不足を解消するポイントです。 また、貧血は重大な病気の原因になることもあります。 疲れやすい、息切れや動悸がするなどの自覚症状を感じたときは、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。